jeisansanのブログ

ボクシングから日常のヒントを得よう!

< エッセイ > 揺れた、お正月



皆さま、
新年あけましておめでとうございます。


本来ならば元気に
「おめでとうございます!!」


と、言いたいところですが
今回は控えめにしますね。


実は、年末から年始にかけて
石川県金沢市に観光をかねた
旅行に行ってました。

 

そうなんです…。


記事タイトルを見ていただければ
なんとなく分かると思いますが。

 

地震の真っただ中にいました

 

当初は、
「えっ!このタイミングなの!?」
心の中でもうひとりの自分がシャウト。


今回は貴重な経験をした、
恐らくボクにしか書けない内容です。


是非、最後まで読んでいってください!

 

⚫ いつ、どこで、なにが起こるかわからない


これはホントにそうです。

旅行に行く前に、

 

「もし何かあったら…」




 なんて思いながら
荷造りなんてしませんもんね。



楽しいことを考えながら
荷造りをしますよね。


明日はここに行って、
美味しいものを食べて。


あの子におみやげを買って、
会社にも買って。


いつもガンバっている自分にも
ご褒美としてなにを買おうかな?


楽しいことしか考えません。


まさかまさか、
そのまさかが自分に降り注ぐなんて。


この場所をチョイスした自分を責めたい。


しかし、責めても何にもならないことは
分かりきっている。


「もしも、違う場所にしていたら」
「おとなしく家にいたら」


そんなことも考えてしまう。

 

でも、逆に別の場所に行って
そこで何かがあったら ?

 

家でゆっくり
コタツでみかんの時に大きな
地震が起きたら ?


時間、場所を選ばないのが震災。


日本にいるかぎりは
ほんとに、



いつ、どこで、なにが起こるかわからない。

 

改めて
そんな心がまえでいたいです。

 

 

⚫  なにごとも経験しておくに越したことはない

 

今回の大きな地震 (令和6年 能登半島地震)
ボクが滞在していたのは金沢市内。


報道によると、


震度は5強



ふつうに考えると大きい、
かなり大きい。

 

「グラグラ」いうより
地響きとともに「ガンガン」
いった感じ。


目の前の雑貨屋さんの花瓶が
「ガッシャーン !」と吹っ飛び
商業施設の1階にいたボクは、


天井が落ちるかも…

 

 

そんな心配ばかりしていたのを
覚えています。



ただ、これが絶望的かといえば
そんなことはなかった。


なぜかといえば、
約10年前の東日本大震災
余波を経験しているからです。



この震災を東京で経験したボクは、
初めて感じる大きな揺れにかなり動揺しました。



高層ビルの上層階たちが
「カチカチ」とぶつかるのでは?
というくらい揺れていたおぼえがあります。


この時の震度は5弱。


場所によっては5強の所も
あったとか。


それにしても、
今までに経験したことのない揺れに
ヒザが完全に笑っていた。



そう、
今回の金沢市内の震度も5強で
規模的にはとても似ている。


あくまで体感ですが、
揺れ方もどこか似ているような気が…。


「落ち着け、落ち着け…」
と何度も何度も自分に問いかける。


でも、すでにどこか落ち着いてた自分いた。


「大丈夫、大事には至らない」
そんな自信がありました。


しかしこんな所で過去の経験が、
活きることになるとは。


皆さんにも、
ありますよね?


過去の経験が
あぶないときの判断材料になったことが。


良いことも、悪いことも
経験値にまさるものはないと
少しあとになって感じました。

⚫ 人はいろんなパワーを持っている

今回は改めて、
人はスゴイと感じましたね。


この不足のときに、
大変なときに。


なんとかしようとする
パワーを体感しました。


どういうことか、


身近なことだとコンビニ

 

これはホントに助かりましたね。


地震があった日の晩ごはんは
近くの居酒屋レストランを予約。


「おそらくダメだろうなぁ」
なんて思いながらも淡い期待を
かけて連絡してみました。


プープープー…
やはりつながらない。


あきらめてコンビニに行って
食料を買いに行く。


さすがに混雑していましたが、
おにぎり、お弁当など
ソールドアウト。


でも、それ以外の商品は
ほぼほぼありとても助かりました。


次々と空いた棚に商品を
補充する姿にホントに感謝。


ホテルの方たちも
お客様に心配をさせまいと、


精いっぱいの笑顔

 

で接してくれました。


「仕事ですから」


と言われてしまえば
それえまでですが。


でも絶対に仕事と割り切って
しまってはあの対応はできないですよ。



翌日、帰りの新幹線も
ほとんどあきらめモード
でしたが通常運転で発車。



これにしてもいろいろな人たちの
努力がそうさせてくれたのかと思うと
頭が下がります。


ピンチのときにこそ、
ひとりの力がつながって
大きな力に変化するのですね。



自然災害を前にすると、
人間は無力です。



特にボクなんてビビりですから (笑)


まわりからは、
「正月そうそう、観光に行くからだよ」
「家でじっとしていないからだ」


なんて言われてもおかしくないけど、
そんなことはなくて。


不謹慎だけど、
今回の震災でなにげない日常では
見えないもがのを見ることができました。


今こうしている間も
刻一刻と状況が変化して
たいへんな思いをしている方がいる。


たびたび携帯にくる
地震速報を目にすると
ホントに嫌気がさします。


でもどうすることもできないです。


今、自分にできることを
心穏やかにするしかない。


そんなことを思いながら
この記事を書いてます。


震災にあわれた方たちが
早く日常を取り戻せますように
心から願ってます。


今回も、最後まで読んでくださり
ありがとうございます。


本年もよろしくお願いします。