「12ラウンド36分は長い」
「途中で飽きて見てられない」
「その半分で良いんじゃないの」
最近ボクシングの試合時間に
ついての賛否を聞きますね。
たしかに納得できる部分はあります。
試合の内容、
マッチメイク(誰と誰が闘うか)
にもかなり左右されますが。
でも首がもげるほど頷けるかと
いえばそうでもありません。
仮に試合時間を短く、
半分くらいにしましょうか。
そうするとどうなるか?
おそらく、
本能的(ケンカ)に強いヒトが勝つ。
こんな質問を
Chat GPTに投げてみました。
「なんでボクシングは12ラウンドなの?」
回答
↓
ボクシングの12ラウンドの試合形式は、
選手の体力と戦略的な要素を、考慮して決定されました。
12ラウンドの間、選手は相手と競い合いながら
様々な戦術を試みることができます。
また、12ラウンドの長さは、
興行価値や視聴体験を向上させる要素もあります。
なるほど、
確かにこれは「言い得て妙」ですね。
それを踏まえてボクなりに
まとめてみましたの最後まで
読み進めてください!
✅ 最初はできなかったことができる
序盤ではお互いの選手は体力や
集中力はマックスです。
日ごろの厳しい練習の成果が出て、
自分の思った通りに試合はこびができる。
しかしラウンドを重ねるたびに
いろんなものが落ちてきます。
・ パンチをよける反射神経
・ パンチに対する耐久力
・ シンプルに体力
そこは人間なので仕方がないですよね。
相手の調子が落ちてくれば
自分にチャンスがあるということです。
「おっ!このフェイントに引っかかる」
「軽く出したパンチでもグラついた」
「もうバテバテやん」
相手の反応、様子を見て
駆け引きができるんです。
最初に立てた戦略を
遂行したり変えることができるのです。
もし試合が短かったら……
戦略も何も無いただ、
「行ってこい!帰ってこい!」
ではスポーツとは言えないもので。
味も素っ気もないただの見世物で
ビジネスとしては微妙ですよね。
✅ 関わる人が要らなくなる
練習を見る指導者や、
試合中にアドバイスをするセコンド。
この人たちは確実に必要なくなりますね。
ちなみに、
ボクシングは個人競技だと思いますよね?
半分はあたってますが、
半分は違うんです。
1対1でやる競技なので
そう思っても仕方ないですよね。
試合をしている選手には
気づかないことを教えてくれたり
試合前にいろいろと見てくれる人。
これらがチームとして
一丸とならないと勝てない競技なのです。
少し脱線してしまいましたが、
話をもどしますね。
もし試合時間が短縮されたら
ほとんどが自分個人の判断で
できてしまいますよね。
行って帰ってきての往復、
この繰り返しで終わってしまうのです。
ホントの意味での個人競技に
なってしまいます。
総じて、関わる人がドンドン
要らなくなる。
そんな世界が来たらものすごく
つまらないスポーツの出来上がりです。
✅ 練習する「意味」がない
練習は必要です。
ただ、この場合は
最低限の練習です。
単に強くなるための練習とでも言いますか。
そこには、
思考や修正するといった
クリエイティブ要素が皆無です。
例えるなら、
仕事 → 仮説検証をする、考えながらやる
作業 → 与えられたことを思考停止でやる
この2つの違いと同じですかね。
成長の見られない練習、
意味のない練習では、
メンタルも強くなりませんよね。
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今はどのスポーツでも少しづつですが
時短傾向になりつつあります。
Tik Tokやインスタのショート動画の
台頭で長く観る時代ではないのかもしれません。
たしかにダイジェストとか
良いところだけを切り取ったものは
カッコいいですよね。
でもまだまだ発信者側がやれることは
ある様に思えてならないのです。
今回は、
好きなボクシングを例にあげました。
受け手もゆとりのある時間を
過ごし長い目でスポーツを
観られたらなぁと思います。
では、また。